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2013

4/05

『最新、歯周病治療』の講習会に参加してきました!

3月11日、鶴見大学歯学部歯周病科、五味一博教授による実習セミナーに参加してまいりました。

久しぶりに母校である鶴見大学の実習室を訪れ、懐かしさとともに、最新の機材が数多く導入されており、時代の変化を感じる一日となりました。

また、我々開業医とは、一味違った大学教授によるアカデミックなお話が聞ける、貴重な経験が出来ました。

卒業して間もなくの研修医時代には、少しでも早く一人前の歯科医になりたいという思いから、実習室にこもって形成(歯を削ること)の練習をしていたのは、懐かしい思い出です。

歯周病は感染症の一つ

さて、今回の研修のテーマは、[最新治療 薬で斬り、外科で切る]です。

歯周病の原因は、プラークや歯石などのお口腔内の汚れが原因であると、広く一般の方にも認知されてきました。実際には、プラークや歯石に付着しているバイオフィルムとよばれる、歯周病菌などの微生物や、その集合体が原因となって起こる感染症となります。

その結果として歯を支えている歯周組織を破壊してしまう疾患であると言えます。よってこの歯周病菌の塊であるバイオフィルムをいかに除去するかが、とても重要になってきます。

歯周病は、感染症の一つであり歯周病菌が本来では存在しない口腔内に、外部から細菌が侵入し感染をおこすことにより発症します。そのためケースによっては、御夫婦や親子間で感染する危険性もあるために注意が必要になります。

臨床の現場では、歯周病が歯周病菌による感染症であるという事を、念頭にいれて治療を進めていかないと,良好な結果が得られないことが数多くあります。

お口の中には、常在菌と呼ばれる300~400種類の細菌が存在します。健康な口腔内では、バイオフィルムの約7割が本来お口の中に 住みついている常在菌で構成されており、歯周病菌はほとんど存在しません。一方、歯周病に罹患している口腔内のバイオフィルムの約7割は、歯周病菌によって占められています。

その中でも特に歯周病を悪化させる細菌が、レッドコンプレックスと呼ばれる3菌種です。

・Porphyromonas  gingivalis(P.g菌)

・Treponema denticola(T.d菌)

・Tannerella forsythensis(T.f菌)

これらの細菌の特徴としては、非常に強力な付着力があり、細菌から発生する内毒素によって歯周組織を破壊して,増殖していく所にあります。

歯周病治療において、徹底したバイオフィルムの機械的除去(プラークや歯石の除去)に加え、口腔内の細菌叢を健康な状態(レッドコンプレックスがほとんど存在しない)へと変えていく必要があります。

そのために必要となるのが、さまざまな抗菌薬(抗生物質)となります。今回の講義では、抗菌薬ジスロマックを用いて行う最前線の歯周病治療のお話でした。

ジスロマックは、歯周組織の炎症に非常に強い効き目があり、かつ効き目が非常に長いという特徴があります。

また特筆すべきは、歯周ポケット内の歯周病菌に大変効果があるという点です。

今回のセミナーでは、歯周病患者にジスロマック投与を行い、抗菌力が作用している一週間以内に、徹底的に口腔内の汚れを除去し、口腔内の歯周病菌を死滅させるとともに、歯周病を改善へと導く治療法を教えていただきました。

また、多くの歯周病菌に対する抗菌剤を用いた治療方法も、詳しくご紹介してていただきました。

大学病院という、先端の医療機関で研究を行っている五味教授の、実践的で貴重なお話を伺うことができ大変、

有意義な一日となりました。

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実習は、歯周病治療に行う、さまざまな外科手術のトレーニングとなります。

豚の顎の骨を用いて、縫合の練習を行った写真となっております。
我々歯科医師は、豚の顎骨で多くの切開や縫合方法を練習、習得していきます。

縫合一つにおいても、単純縫合・8の字縫合・水平マットレス縫合・懸垂縫合・など症例に応じて数多くの縫合をマスターする必要があります。
グロテスクな豚の顎ですが、歯科医師になりたての頃は、正直気持ち悪く感じてしまい、触るのも躊躇していたのですが、今や目の前に置いたまま食事も出来ます!
慣れとは怖いものです・・・

日々の診療は、慣れることなく頑張ります!!