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2012

11/26

『歯周形成外科コース』 SBC修了授与式!

昨日は、SBCの修了授与式に参加してまいりました。

SBC(Serjical basic corse)とは、歯周形成外科専門のスタディグループであり、計3日間にわたり歯周形成外科をマスターするために、講義、実習を徹底して練習する開業歯科医のためのコースです。

開業歯科医は、医師と違い大学病院の医局に在籍しているケースは稀であります。そのために狭い診療室で安穏としていると、新しい情報を得る事が難しくなってしまいます。積極的に自ら勉強をしていかないと、時代に取り残されてしまう可能性が多大にあるため、多くの歯科医師は、スタディグループと呼ばれる講習会にて様々な技術や知識を獲得する必要があります。

今回の講習会では、切開・剥離といった基本的な事からかなり高度な治療までを幅広く、実習に特化した臨床的な勉強をすることが出来ました。講師は麻布十番にて、自費メインの歯科医院を開業されている、歯周形成外科のスペシャリスト、青井良太先生です。

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歯周形成外科とは?

歯周形成外科とは、歯周病や外傷などにより破壊された、歯肉、歯槽粘膜などの形態異常を外科的に予防や改善をするための外科手術の総称となっております。主として、歯周病の進行、再発の予防、プラークコントロールが行いやすいブラッシングのしやすい環境の確保や、前歯部での審美性の改善のために、もちいられることが多い手術となっています。

具体的には、強い歯ブラシの圧力や歯周病によって、下がった歯ぐきを元の状態に戻したり、今よりも歯ぐきが下がらないように薄い歯肉を厚くしたり、歯周病が進行しないように小帯(小帯の高位付着)の切除をおこなったり、歯ブラシのヘッドが届きやすいように、口腔前提を拡張したりなど多岐にわたります。

また前歯部審美領域では、歯肉のラインを合わせたり、スマイルラインを整えて口元をキレイにさせるケースなどに大変有効な処置となっております。歯周形成外科を施すことにより審美性を回復させたうえで、歯磨きをしやすい環境に整えてあげ、むし歯や歯周病の進行を予防することが可能となり、結果として口腔内の長期的な安定が期待できるようになります。

歯周形成外科には、小帯切除術、歯肉弁側方移動術、歯肉弁根尖側移動術、歯肉弁歯冠側移動術、結合組織移植術、遊離歯肉移植術などがあります。

今回のコースは、これらの術式の中で、FGG(遊離歯肉移植術)とCTG(結合組織移植術)に特化したものとなっており、より深い知識に基づいた最新の術式を教えて頂きました。

FGG(遊離歯肉移植術)とは?

歯周病が進行していくと、歯肉が退縮(歯肉が歯の歯根方向に下がる事)してしまい、その結果として歯が長く見えてしまいます。また歯の根っこが露出することにより知覚過敏や、ブラッシング時の擦過痛(ブラシの毛先が当たると痛む)を起こしてしまいます。また前歯部では歯が長くなってしまうことにより審美障害が起こります。

歯周組織の破壊によって、下がってしまった歯肉を元の状態に修復したり、歯肉退縮が起こりにくい環境にするために、口蓋の堅い歯肉を移植する手術となります。主として,臼歯部にもちいられる処置となります。

CTG(結合組織移植術)とは?

FGGの目的と同じように、歯肉が退縮することによって、周りの歯と比較して歯が長く見えてしまったり、周囲の歯との調和が悪くなっているケースにて、歯肉が不足している所に、口蓋の歯肉の皮下組織である結合組織を移植する手術です。

FGGでは、歯肉の表面及び皮下組織全てを移植するのに対して、CTGでは、皮下組織である結合組織のみの移植を行います。移植後に周囲との違和感がないために、前歯部など審美性が求められる部位に向いている処置といえます。

歯の長期的安定にとって重要な歯肉

『歯ぐきが痩せてきて見た目が気になる』 『他の歯に比べて一部の歯が長く見える』 『冷たい・温かいものを食べた際に歯ぐきが痩せた歯がしみる』 『治療した時には綺麗だった歯が、時間とともに歯ぐきが痩せてきて歯と被せ物の隙間がみえてしまう』 ・・・これらの異常を訴える患者さんは数多くいらっしゃいます。

上記の問題の共通点として、歯の周囲の歯肉が薄く華奢であることにあります。天然歯やインプラントを長期的に維持、安定させるためには、歯やインプラントの周囲をしっかりとした厚い歯肉で支える必要があります。

厚く、幅のある歯肉を獲得するために、歯周形成外科手術が必要となります。

厚い歯ぐきを得る事により、ブラッシング時の疼痛を防ぐことが出来、時間の経過とともに歯ぐきが痩せてくることもなくなります。

今回のコースでは、様々なテクニックと実践的な内容の講義を受けることが出来、大変有意義なもととなりました。