土曜日診療武蔵新城の歯医者|歯周病治療・歯周外科・審美治療
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2018

4/10

【審美義歯】金具の見えない審美性の高い入れ歯

入れ歯も見た目の時代

患者さんにとって、入れ歯になってしまうというのは本当に辛いものだと思います。

人間は、80歳までに20本の歯があれば、義歯(入れ歯)やインプラントにしなくても、ご自身の歯で不便なく食事ができると言われています。ですから、80歳までに、できるだけ20本のご自身の歯を残すよう努力をすることが、より良い人生を送るためにも、とても大切なことだと思います。

しかしながら、何らかの事情により、抜歯せざるを得なくなってしまい、義歯(入れ歯)を余儀なくされてしまう事態が起こらないとも限りません。それは、高齢の方のみならず、若い年齢の方にも突然やってきます。

昔は、義歯(入れ歯)=老人のもの、といった具合に、高齢の方々のもののようなイメージがありました。
そのため、義歯(入れ歯)は嫌だ…と嫌煙されたものです。

しかし、時代の流れと共に、義歯(入れ歯)を作成する技術も進化しました。止む無く、若い世代で義歯(入れ歯)を検討しなければならない方向けに、見た目の良い義歯(入れ歯)も登場しています。

今回のブログ記事では、見た目に拘った審美性の高いバネのない義歯(入れ歯)についてご説明します。

バネの見えない義歯(入れ歯)

実は、義歯(入れ歯)というものは、慣れるのに、ある一定の期間を必要とします。
お口の中に異物(義歯)がある状態に慣れるまでにも相当な時間を要するため、それが耐えられないケースもあるのです。
そのため、歯科医院で義歯(入れ歯)をつくったものの、ほとんど使わず、放置してしまう方もいらっしゃいます。

しかし、これはこれで問題です。
歯が無い状態で、義歯(入れ歯)無しでそのまま放置してしまうと、多くの障害を引き起こしてしまいます。例えば、歯が移動して起こる歯列不正(歯が無い部分の隣の歯の傾斜、相手側の歯も伸びてくる)、食べ物がうまく噛めなくなる咀嚼障害(それに伴う胃腸障害)、空気がもれて発音しにくい、長い目で見たときの顔貌の対称性の変化、歯が傾く事によるむし歯 歯周病のリスクの増加、などです。

本来、義歯(入れ歯)を必要な方が、それを付けずに生活を続けると、多くの悪影響を引き起こしてしまうことを覚えておいて下さい。ですから、できるだけつけ心地(装着感)の良い義歯(入れ歯)をおすすめしています。

中でも、患者さんに入れ歯の使用をすすめる際に、最もネックとなるのが入れ歯を安定させるために使用する金属のバネの存在です。特に女性の方では、笑った時に金属が見えてしまい、入れ歯の使用を拒絶される事が数多くあります。

そんな方々に、審美性に優れた義歯(入れ歯)の事例を用いてご説明したいと思います。

下記の写真を御覧ください。上の歯が抜けおちてしまっているので、ここに義歯(入れ歯)で咀嚼機能の回復を図りたかった患者さんの写真です。

今回のケースでは、通常の入れ歯ですと前から3番目の犬歯に金具がかかることになり、審美性に欠けることになります。よって、今回は、金属のバネの無い義歯(入れ歯)を選択することにいたしました。
この様な金属のバネがない入れ歯の事を、ノンクラスプデンチャーとよびます。

金属のバネが見えませんので、とても自然に見えます。下記の写真がノンクラスプデンチャーを装着した状態です。

近年、患者さんのニーズの高まりに伴い、様々な種類のノンクラスプデンチャーが市場に出回っております。当院では日本でのノンクラスプデンチャーのパイオニアであり15万症例以上の製作実績のある三和デンタルのスマイルデンチャーを使用しております。

▽こちらに三和デンタルさんのスマイルデンチャーの解説ムービーがご覧いただけますので、ぜひ御覧ください。

スマイルデンチャーについて

それでは、最後に、もう少しノンクラスプデンチャーのスマイルデンチャーについてご説明します。

ノンクラスプデンチャーであるスマイルデンチャーをお選びいただいた方が良い方は下記の通りです。

ノンクラスプデンチャーのメリットとなりますので、ご参考ください。

  • 保険の義歯(入れ歯)の金属部分が目立って気になる方
  • 義歯(入れ歯)の唇や舌への違和感が気になる方
  • 差し歯のブリッジ等が嫌な方
  • インプラントによる修復が困難な方
  • (インプラント等の)費用を抑えたい方
  • インプラント治療時の手術が怖い方
  • 十分な骨量がない方
  • 金属アレルギーの方

これまで主流だった保険の義歯(入れ歯)は、金属のバネを使い固定します。
そのため、お口を開けた時など、この金具が見えてしまうのです。さらに、どんどん入れ歯が合わなくなると、引っ掛けている歯に負担をかけてしまうなどのデメリットも生じます。

しかし、ノンクラスプデンチャーは金属のバネを使いません。
歯肉のような素材で義歯(入れ歯)を固定できるので、ほとんど、義歯(入れ歯)が入っているようには見えないのが大きな特徴です。

さらに、ノンクラスプデンチャーは、歯の内側にも金属のバネはありませんので、全体的に義歯(入れ歯)の違和感も少なくてすみます。しかも隙間が少ないため、入れ歯と歯肉の間に食べ物が入りにくいというメリットもあります。

よって、高齢の方のみならず、若い世代の義歯(入れ歯)としても人気が高いので、お気軽にご相談いただければと思います。義歯(入れ歯)は、別に恥ずかしいものではありません。今では見た目の良い義歯(入れ歯)も揃っていますので、あまり悩まずご相談いただきたいものです。

何よりも、義歯(入れ歯)が嫌だからといって、歯を抜けたままにしておくことは避けましょう。
結果的に、口腔内のバランスを崩し、全身の健康に悪影響を及ぼしてしまいます。

どうぞ、お気軽にご相談ください。