土曜日診療武蔵新城の歯医者|歯周病治療・歯周外科・審美治療
9:00~18:00 木・日・祝休診

ブログ

2017

6/13

【デンタルフロスの使い方】予防歯科の基本

デンタルフロスの必要性

成人(おとな)の虫歯で最も多いのが歯と歯の間の虫歯です。ここは、いわゆる『隣接面』と呼ばれ、歯と歯がくっついている部分の事です。毎日の歯磨きでは、この部分の汚れは届きません。よって、十分磨けていない部分であるということが分かります。例えば、皿洗いに例えてみましょう。お皿を洗う時、皿の表面を洗いますが、当然のごとくお皿の裏側や溝の部分も洗うでしょう。ここを洗わずに、そのままにしておくと、だんだんお皿は部分的に汚れていきます。

歯も同じ事です。

そして、また歯周病の初発部位も同じく隣接面です。虫歯も歯周病も、この歯ブラシが行き届かない部分が最も汚れやすいのです。

そこで、隣接面の汚れ(プラーク)を完全に除去するには、デンタルフロスが必ず必要となります。デンタルフロスとは、いわゆる『糸ようじ』です。日本人は、歯ブラシを使っての歯磨きは定着していますが、デンタルフロスはなかなか定着しません。しかし、できるだけデンタルフロスを使っていただく必要がありますので、この機会にご説明したいと思います。

日本ではブラッシング時にフロスを使用する習慣がまだまだ定着していませんが、むし歯、歯周病には最も効果的な方法の一つとなっておりますので、改めて強調したいと思います。

(日本でのフロスの普及率はわずか27パーセントで、アメリカ(82%) ドイツ・イギリス(65%)と比較するとかなり低いのが分かると思います。)

デンタルフロスの種類と使い方

デンタルフロスには、糸巻きタイプとホルダータイプがあります。糸巻きタイプとは、指に巻いて汚れを落とすデンタルフロスで、ホルダータイプとは柄の付いたデンタルフロスです。

糸巻きタイプのデンタルフロスは、最初に使う分だけカットして使います。どれくらいの長さにするかは自由ですが、すべての歯間を新しい面で掃除しますので、だいたい40cmくらいが良いかと思います。使っていくうちに、どれくらいの長さが必要なのかが分かってきます。

まずは、糸巻きタイプのデンタルフロスの使い方です。カットしたデンタルフロスを片方の中指に巻きつけ、もう片方の中指に残りの部分を巻きつけます。その後、両手の親指と人差し指でつまんで、ピンとはって汚れを落としていきます。

また、カットしたデンタルフロスは使い捨てです。一度使ったら、必ず破棄してください。また、1箇所の掃除をしたら、同じ面を使いまわししまうようにしましょう。汚れが、また、隣の歯の隙間に入ってしまいます。必ず、新しい面で掃除していくようにしましょう。

次に、ホルダータイプのデンタルフロスです。

ホルダータイプの場合は、いちいちフロスをカットせずに使えるので便利です。
デンタルフロスを歯と歯の間にゆっくりと挿入し、歯の両側面に当てて、上下に動かしながら歯垢を落とします。歯の根元まで入れて歯垢を落とします。強くいれずにゆっくりと挿入してください。あまり強く挿入すると歯ぐきを傷つけることになります。決して、力まかせにするのはやめましょう。

また、デンタルフロスを使う時は、歯の両側面を丁寧に滑らせて歯垢を落とすことが必要です。歯と歯の接着面の両側を綺麗にしないと、結果、綺麗に落としきることはできません。デンタルフロスを使う時には、両側の歯を綺麗にするつもりで使うことをオススメします。

デンタルフロスの使う時のポイント

デンタルフロスはできるだけ、朝昼晩の歯磨きの時に必ずやるようにするといいでしょう。事情により3回あてることが出来ない場合には、夜1回だけでも習慣化するようにするといいでしょう。デンタルフロスを使うと、思いの外歯垢がとれてくることがわかります。歯磨きだけでは、こんなに磨き残しがあるのだと、気付かされる事になるでしょう。そして、デンタルフロス後は、とてもさっぱりして気持ちのよいものです。

デンタルフロスを使い始めた頃、稀に出血することがあります。微量の出血であれば気にすることはありませんが、あまりにも強く挿入しすぎて出血するのは注意が必要です。優しく挿入するようにしてください。

また、デンタルフロスを使っていくうちに、引っ掛かりを感じることもあります。詰め物や虫歯などがある時にひっかかりますので気をつけて下さい。あまりにも気になるようであれば、歯科医師にご相談ください。

 

%e3%83%95%e3%83%ad%e3%82%b9

また、上記の写真はオーラルケアより販売されているフロス(fluor floss)です。

フッ素配合であり、唾液に触れると太くなるため清掃効率が大幅に向上します。

金属などが多く装着されている口腔内でも引っかかることがなく滑らかに歯と歯の間を綺麗にすることができます。

980円と少しお高めですが、45メートルもありフロスが苦手な方にお勧めです。

予防歯科の基本がデンタルフロス

虫歯や歯周病を作らないためには、毎日の口腔ケアが必須です。毎食後の歯磨きに加え、デンタルフロスを習慣化することで、虫歯や歯周病の予防効果が俄然高まります。

デンタルフロスを使い始めると、普段の歯磨きだけでは物足りなくなるでしょう。この機会に、デンタルフロスを使い始めてみてはいかがでしょうか?

また、歯科医院では『染め出し』などをすることで、歯の磨き残しを可視化することができます。歯磨きの癖や明らかな磨き残しを目で確認することで、虫歯や歯周病のリスクも低減することができるでしょう。これらの事を指導してもらうためにも、歯科医院に数ヶ月に一度ご来院ください。