土曜日診療武蔵新城の歯医者|歯周病治療・歯周外科・審美治療
24時間受付ネット予約 9:30~19:00 木・日・祝休診 rss

ブログ

2018

12/19

【食育】食育とむし歯の関係を知り、虫歯の無い子供を育てよう

記事概要

『食育(しょくいく)』とは、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得することで、健全な食生活を実践することができる人間を育てることです。特に、子育て中のお母様方から、甘いものやおやつの与え方などについて悩まれる事が多いようです。今回のコラムでは、歯科医院に多く寄せられるご質問を中心に、食育のポイントをまとめました。

 

食育とは、健全な食生活を実践できる人間を育てる教育のこと

こんにちは!太田歯科クリニック受付の高橋です。
最近はとても寒い日が続き、すっかり冬になりましたね!
今年は、倦怠感や不眠症などの症状が出る秋バテになられた方も多いそうです。寒さと乾燥により体調を崩しやすいので、みなさんも気を付けて下さいね。

さて、今回は、大事なお子さんの歯を守っていくために必要な、『食育』に関する疑問についてQ&A方式でお答えしていこうと思います。

みなさんは、『食育』とむし歯の関係性をご存知でしょうか?聞きなれない言葉ですので、まず最初に、『食育』の定義についてご説明いたします。

『食育(しょくいく)』とは、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得することで、健全な食生活を実践することができる人間を育てることを指す。生きるための基本的な知識、知識の教育、道徳教育、体育教育の基礎となるべきものと位置づけられ、単なる料理教育ではなく、食に対する心構えや栄養学、伝統的な食文化についての総合的な教育。<出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』>

フリー百科事典ウィキペディアでは、『食育』について、上記のようにまとめられています。食育とは、私達のとても身近にある食の教育であり、個々の人間形成にも大きく関わる大切なものです。
とくに、子育て世代、お子様を持つ親御さんは、ご自分のお子様に対し食育をする役割を担います。自己流でする方もいれば、様々な育児書を参考にしたり、様々でしょう。そのため、子育て期間中は、いつ頃から何に気を付けて、どんな物を食べさせたら良いのか迷ってしまう保護者の方が多いかと思います。

そこで、今回は、歯科医療に携わる私達の視点から、食育に関するノウハウをお伝えしていきたいと考えています。特に、歯科医院を受診する保護者の方からは、子供に甘いものを与える時の注意点等についての質問が多く聞かれます。これらを含め、さまざまなご質問を頂く事がありますので、本コラムでは、関心事の高いテーマを元に、食育とむし歯予防について詳しくお話いていきたいと思います。

 

Q1.母乳でむし歯になりますか?

A.
母乳に含まれている乳糖は、むし歯になるリスクが高くはないといわれています。よって、授乳期間中の乳児の虫歯は気にする必要はありません。しかしながら、離乳が始まり、母乳以外の、様々な食品を食べるようになると、歯垢が歯の表面に溜まり始めます。

それに加え、夜間の授乳も加わるとむし歯になる可能性が高くなります。
たまの授乳だけでは問題ないといわれていますが、歯が生えはじめたら離乳にむけての準備が必要です。離乳の状況と、離乳食の状況を鑑みながら、早い段階から虫歯に気をつけていきましょう。

 

Q2.母乳以外のものはいつから与えればよいですか?

A.
最近では、離乳食の開始は6ヶ月を過ぎてからといわれています。
この時期は「味覚の窓」といわれ、新しい味を受け入れやすいのですが、徐々に、味覚の窓は少しずつ閉鎖しはじめ、生後18ヶ月までにほとんどの子は新しい食べ物に馴染みにくくなるといわれています。その為、早い時期から野菜の味に触れさせると野菜嫌いを防げるかもしれませんね!
また、早い段階から、甘い果汁を与えると、当然子どもは甘い味を好んでしまい、白湯やお茶を嫌がります。甘い飲み物などはむし歯の原因にもなりますし、食育の観点からも乳幼児に甘い飲み物を与える必要はないといわれています。甘いものを与える時期にご注意ください。

 

Q3.甘い物はいつまで与えない方がいいですか?

A.
3歳すぎまでは、甘い物ゼロが目標です。早い時期に、甘い物の魅力を知ってしまうと、どんどん甘さを欲しがってしまいます。砂糖だけではない「おいしさ」を感じる事が出来る、バリエーションのある味覚を身につけるようにしましょう。3歳までは、味覚を育てる工夫をすることが大切です。

 

Q4.砂糖を与えすぎないためにはどうすればいいですか?

A.
甘い味の砂糖をつかってしまうと、それだけを欲してしまう味覚になってしまいます。子供の頃は、できるだけ味覚の幅を広げ、甘い物以外でもおいしいと思えるようにする事がポイントになってくるでしょう。

おいしさは味覚だけでなく、視覚、触感、嗅覚などの五感でも感じられます。
甘味は嗜好性が強いといわれていて、一度甘い物を好きにまってしまうとはまってしまいます。それくらい中毒性のあるものです。それらを防ぐためにも、お子さんが食べられる食べ物の幅を広げることで、甘い物を欲しがらなくなることが理想ですね。

 

Q5.自然の甘味は大丈夫ですか?

A.
自然な甘い食べ物の代表格は、はちみつやメイプルシロップなどですね。

これら、はちみつやメイプルシロップ、黒砂糖等に含まれる糖の作用は、むし歯に対しては普通の砂糖と同じです。いくら自然の食べ物で、白砂糖ではないからといって、少しはましという訳ではありませんのでご注意ください。

そして、チョコレートや、はちみつなどいくつかの食品は、糖分含有量が高いためむし歯をつくりやすいといわれています。
一度歯垢ができると、砂糖以外の糖類でも歯垢の中に酸が貯まりむし歯の原因にもなります。適量を守って上手に使うと良いでしょう。食べる量にも注意が必要です。

 

Q6.おやつを沢山欲しがる時はどうしたらいいですか?

A.
口当たりの良いプリンやゼリー、アイスなど噛まなくても食べることが出来るおやつはあっという間に食べてしまいます。
その分満足感が得られず沢山欲しがってしまいがちです。
柔らかいものには糖分が多く含まれている傾向があるので、沢山食べてしまうとむし歯の原因にもなります。
おにぎりやりんご、フランスパンなどしっかり噛むものは食べるのに時間もかかり満足感を得やすく、このようなおやつは糖分も少ない傾向にあります。また、よく噛んで唾液の分泌量が増えることでむし歯予防にも繋がります。
おやつ選びを工夫すると良いかもしれませんね!

 

Q7.食事をあまり食べない時はどうすればいいですか?

A.
子供は、その時の気分や、食欲がなくあまり食べたくないときなど、様々な理由をつけて駄々をこねる事があると思います。そういう時は無理やり食べさせるのではなく、「食べなくていいよ」と食事をおしまいにしてみても良いでしょう。
お腹が空いていない事もあるようです。
食事前にお腹を空かせるため、外で体を動かすなど空腹感を感じることで食事がさらにおいしくなります。

 

Q8.おやつはいつから自由に選ばせてもいいですか?

A.
3歳を過ぎ小学校に入る6歳ころまでに、体に必要なものを食べる食の選択力を身につける事ができたらいいですね!何でも食べる事が出来れば、子どもにとって自信へとかわります。一方的に禁止してしまうと、陰で隠れて食べるようになりがちです。甘い物も限度をもって楽しめる味覚形成が大切になってきます。
まずはお子さんと、おやつの時間と食べる量の約束事を決めましょう。
そして、甘味や油脂などの、わかりやすい味にはまらない様に、素材本来のおいしさがわかる味覚をつくることが大切です。

今回は、保護者の方がお子さんの成長過程で気になる食育に関する疑問についてQ&A方式でお答えしました。
お子さんひとりひとり成長のスピードは違いますが、将来大事なお子さんの歯を守っていくためにも、乳児期からの食育について保護者の方がきちんと知っておく事がとても大切になってきます。

今回は食育に関する疑問についてお話しましたが、歯磨きの仕方ももちろん重要になってきますので、次回は磨き方などについて詳しくお話していきたいと思います。