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2018

11/21

【インフルエンザ予防】冬は歯科医院にて歯の検診を。

記事概要

昨年(2017年ー-2018年)のインフルエンザ感染者数は2,230万人でした。これは統計を取り始めてから、過去最高となっています。インフルエンザを予防するためには、免疫力を高める生活の工夫や、感染予防のための手洗い・うがい、十分な保温と加湿などが重要であることは、皆様もご存知の通りです。しかし、お口の清潔や健康も重要であることは知っていますか?今回のコラムでは、お口の健康とインフルエンザ予防についてまとめていきたいと思います。

もうすぐインフルエンザ流行シーズン

いよいよ今年も終盤に近づいてまいりました。カレンダーも残す所、あと1枚です。晩秋から着実に冬へと季節が変わってまいります。
あれほど暑かった夏が、遠い昔のように、1日1日と寒さが増してきています。

冬が近づくと気になるのは、気温だけではありません。空気の乾燥や風邪・インフルエンザの大流行も気になりますね。毎年、猛威を振るうインフルエンザの流行シーズンも、もうそこまで来ています。

さて今回のコラムでは、そのインフルエンザとお口の健康について書いてみたいと思います。

インフルエンザを予防するためには、免疫力を高める生活の工夫や、感染予防のための手洗い・うがい、十分な保温と加湿などが重要であることは、皆様もご存知の通りです。しかし、お口の清潔や健康も重要であることは知っていますか?

今回のコラムでは、お口の健康とインフルエンザ予防についてまとめていきたいと思います。

ハイリスクの方はインフルエンザに注意が必要

まず最初に、インフルエンザについて簡単に説明します。インフルエンザとはインフルエンザウィルスを病原とする気道感染症です。しかし、いわゆる一般のかぜ症候群とは分けて考えなければならない感染症です。

インフルエンザの流行は北半球では1月〜2月の冬季にみられます。日本におけるインフルエンザの流行は11月下旬〜12月上旬にはじまります。そして、翌年の1〜3月に患者数が増加します。

さらには、インフルエンザ患者が多い年には、インフルエンザによる死亡者数や肺炎による死亡者数も増える事がわかっており、特に高齢者層に影響が出やすいとされています。

また、インフルエンザに感染すると1〜3日間の潜伏期を経て、発熱や全身倦怠感、筋肉痛や関節痛などの症状が現れます。それらに続いて咳や鼻水などの上気道感染症状が起こり、1週間ほどすると軽快する感染症です。しかし、前述した通り、高齢者や小児、基礎疾患のある患者さんがこれらに感染すると重篤化しやすく、命にかかわるほど重症化することがあるので、リスクの高い人は『たかがインフルエンザ』と軽視する事なく、十分気をつける必要があります。
(以上、参考 ※1)

一般的に、インフルエンザの予防として、インフルエンザワクチンの接種や、流行期には人混みを避けたり、マスクの着用やうがい・手洗いなどの基本的な予防法を継続することが推奨されています。

そこで、今回のコラムでは、上記の予防法に加え、歯科医療の側面として『口腔ケア』との関連性について書いてみたいと思います。

※1 国立感染症研究所(https://www.niid.go.jp/niid/ja/

冬場に歯科検診・歯のクリーニングを

昨年(2017年ー-2018年)のインフルエンザ感染者数は2,230万人でした。これは統計を取り始めてから、過去最高となっています。インフルエンザウイルスは気温が下がり湿度も下がった状態で繁殖しやすいウイルスです。前述した流行期には、感染に十分気をつけなければなりません。

ここからは、インフルエンザと口腔内の健康との関係について説明していきます。

実は、最近では、歯周病菌がインフルエンザウイルスの粘膜への侵入をしやすくする酵素(プロテアーゼやノイラミニダーゼ)を出すという事が分かり、歯周病の改善に力を入れる事で、これらを予防する動きが出ています。さらには、歯周病菌由来の酵素は、抗ウイルス剤では抑制できません。よって、口腔内を綺麗にしてインフルエンザウイルスの増殖を抑える事が重要なのです。

特に、ハイリスクの方々(高齢者や基礎疾患をお持ちの方等)は、インフルエンザ感染をできるだけ防ぐためにも歯周病菌の低減に務めることをオススメいたします。(参考 ※2)

また、ある歯科医師会の調査では、介護施設などで歯科衛生士が高齢者に対し、口腔ケアを指導し実施したことによって、普通の歯磨きのみを実施した群と比べるとインフルエンザ発症率がかなり下がったという報告もあります。これらの事から、インフルエンザとお口の清潔は密接に関わっていることがおわかりいただけるかと思います。

それでは、ここからはお口の中の細菌数を減らし、お口の中を清潔にする方法についてご説明いたします。

お口の中の汚れは、日常の歯磨きだけでは改善されません。特に冬場、インフルエンザの流行時期には、歯磨きに加えて、デンタルフロスの活用や歯間ブラシの活用も行いましょう。

もちろん、喉の奥の汚れを落とすためにもうがいも忘れずに行います。

さらには、ご自宅でのホームケアのみでは、お口の清潔は保ちにくいですので、冬こそ、歯科医院にて歯のクリーニングや歯の定期検診を受けていただければと思います。年に1〜2回の歯科検診は、特に冬場に行っていただくと非常に効果的だと思います。

特にシニア層の方は、ご自宅で行う歯磨きに加え、ぜひ歯科医院にて歯のクリーニングを行っていただきたいと考えています。

※2 日本口腔保健協会 http://www.jfohp.or.jp/pickup/?p=2676

その他、インフルエンザ流行期に気をつけること

それでは最後に、口腔ケアと並行して、インフルエンザ予防に気をつけたい生活習慣についてまとめたいと思います。

まず、インフルエンザは感染しても発症しない、または発症してもできるだけ重篤化させない事が重要になります。体の抵抗力のある人は無い人よりもインフルエンザに罹りにくくなっています。できるだけ体の抵抗力をつけるためにも、インフルエンザ流行シーズンには、食事や睡眠をしっかりとり、体を健康に保つようにしておきましょう。

また、インフルエンザに罹っても症状が軽く済むよう、インフルエンザワクチンを接種する方法もあります。(お近くのクリニックにご相談ください)

また、前述しましたが、あまり人混みの中には行かないようにすること、又は人混みに入る場合は、マスクや手袋などをすることも予防の一つになります。

さらには、外出先では顔(特に鼻の付近)を素手で触れたりすることも避けたほうが良いそうです。良く顔を触れる人は、ご注意ください。

また、ご自宅では気温や湿度に注意し、加湿が重要です。温湿度計をチェックし、乾燥が強い日は特に、加湿器を使用して生活するようにしましょう。

ご家族に、高齢者や小児、基礎疾患のある方がいらっしゃる場合は、特にご注意ください。

これから寒い季節に突入していきます。
風邪やインフルエンザに気をつけて、快適にお過ごし下さい。