土曜日診療武蔵新城の歯医者|歯周病治療・歯周外科・審美治療
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2018

2/28

自宅で出来る歯周病検査

歯の動揺が激しくなってからの受診となり、残念ながら抜歯となってしまった歯です。このような症例に出会うたび、患者さんの悲しい顔を見るたび、健康な時にこそ歯科医師、衛生士が一丸となって、地道な啓蒙を行うかがいかに大事であるかを痛感します。

歯冠から歯根にかけて、歯石が、黒いかさぶたの様にびっしりとついているのがわかります。

歯石にひそむ歯周病菌が毒素を排出し、歯を支えている周囲の歯槽骨を溶かしてしまう疾患を歯周病といいます。

この歯周病のため、年齢を重ねれば歯は無くなるもの・・とあきらめていらっしゃる患者さんが意外と多いのには少し残念な気持ちになる事があります。歯周病は老化現象ではなく、充分に予防可能な病気です。 ずいぶん前より唱えられている[8020]運動、20本という目標はずいぶん高いと感じるかもしれませんが、しっかりと歯周病を予防すれば、充分実現可能です。具体的に歯周病を予防するために必要な事は、ブラッシング(一日一回は、充分時間をかけてブラッシングしましょう)、食生活(規則正しく栄養バランスのよい食事を心掛けましょう)、歯科医院での定期検診(定期的な歯のクリーニングは、歯周病にとって最も有効な対策です)ではないでしょうか。

歯周病は40代以上の約8割の方が罹患している国民病であり、近年では歯周病と様々な全身疾患(呼吸器疾患 肺炎 糖尿病 心内膜炎 低体重児出産 神経痛 関節炎 蓄膿症  骨粗鬆症 etc )との関わりも解明されつつあります。この8割という数字に驚かれる方も多いと思いますが、現場で働く歯科医師としては、充分に実感出来る割合と言えます。逆に考えれば、この厄介な歯周病を予防出来さえすれば、口腔内のお悩みも激減する事が出来ると考えられます。

今回はそんな万病の元である歯周病について,ご自宅で出来る簡単な検査のご紹介です。

早めに歯周病に気づくことが出来れば、予防も治療も簡単に終わらせることが出来ます。病状の悪化を見過ごしてしまい、「手遅れ症例」にならないためにも一度ご自身でチェックしてみてはいかがでしょうか。

以下の項目をご自身でチェックしてみて下さい。

 

□歯肉がピンク色で、ひきしまっている。               0点

□歯肉が、部位によっては赤かったり紫色になっている         5点

□歯肉がむずがゆく、歯が浮く感じがする。              5点

□リンゴなど硬い食べ物をかじると出血する。             5点

□口臭が気になる。                         10点

□朝の起床時に、口の中がネバネバする。               10点

□むし歯がないのに、冷たい水でうがいをすると歯がしみる。      10点

□歯と歯の間にすき間ができており、食後に食べ物がつまりやすい。    10点

□歯肉が腫れて、たまに痛む                     15点

□何もしていない状態で、歯肉より出血することがある。        15点

□歯が動いていて、食べ物が噛みずらい                15点

合計       点/100点


0点   あなたの歯肉は現在、健康です。これからも歯周病の予防を心がけましょう。

5~25点 あなたの歯肉は危険信号です。歯科医院にて詳しい検査を受けましょう。

30~45点 あなたは、歯肉炎または歯周病の疑いがあります。早めに歯科医院にて治療をうけましょう。

50点以上 歯周病がかなり進行していると考えられます。手遅れになる前に歯科医院を受診して下さい。


いかがでしたでしょうか?簡単な検査法となりますが、受診を促す動機づけにしていただけたらと思います。鏡は毎日のように見ていても、お口の中の様子まで見るという方は少ないのではないでしょうか。鏡をもちいて、お口の中をチェックすることはとても大切です。少しだけ意識を変えていただき、自分の目で歯肉や歯を観察する習慣を身につける事が、歯周病や虫歯の早期発見、予防につながります。

実際の臨床では、歯周病菌の種類、患者さんの免疫力、基礎疾患の有無、歯列(かみ合わせ)の状態など多くの要因が複雑に絡み合った病気ですので、歯石がたっぷりついている方でも歯周病がほとんど進行していない方や、しっかりとブラッシングを行いきれいな清掃状態でも問題があるケースもあります。やはり一番は歯科医院にて一度検査を行うことをお勧めします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歯周病はSilent deseas[沈黙の病]と呼ばれるほど見逃しやすいもので、自覚症状をほとんど感じることなく進行していきます、病気の進行が見た目で分かればよいのですが、初期の段階で患者さん自身が歯周病かどうかの判断は、まず不可能であるといえます。そのため歯磨きで出血したり、歯肉がむずがゆい症状があっても、つい受診を先延ばしにされているうちに、病状が進行してしまうことが多々あります。放置してしまった結果、歯肉から膿がでてきたり、歯がグラグラと揺れてきてからでは かなり重度の歯周病にまで進行している可能性が高いのです。

歯周病は、年配の方の病気という印象がありますが、じつは高校生ぐらいからユックリと徐々に進行していきます。成人はもちろんですが、20代をむかえたら一度は歯科医院にて歯周病検査を受けてしっかりと予防をしていく必要があります。

日本は世界でも有数の長寿国ですが、お年を重ねられた際にも若い時と同じように、なんでも美味しく食べることが出来たら、素晴らしい事だと思いませんか。

繰り返しになりますが歯周病は老化現象ではなく、プラークや歯石の沈着によって引き起こされる病気の一つですので、日ごろから自分の歯や歯ぐきの状態に感心をもっていただき、お口の健康を保つよう心がける事が大切です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生活習慣病である歯周病は、自覚症状がなく気づかない間に病気が進行してしまう危険があります。そのため、定期的に検診を受けて自分自身の健康状態を常に正しく把握することが、とても重要です。

あらゆる病気に対して最善の対策は早期発見、早期治療です。

むし歯、歯周病、ともに痛みや腫れなどの症状がでてきてからの受診となると大事な神経を除去したり、歯を抜かなければならない必要に迫られます。

検診は、健康なうちに受診してこそ最も意味があります。「時間がない」「痛みが無いから大丈夫」と考えてしまう気持ちも分からなくもありませんが、未来の健康のためだとおもって、受診してみてはいかがでしょうか。