土曜日診療武蔵新城の歯医者|歯周病治療・歯周外科・審美治療
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一般歯科

2016

10/19

歯の破折

今回は歯の破折についての説明になります。むし歯が大きくなってしまい神経をとる処置(根管治療)を受けられことのある患者さんも多いいのではないででょうか。神経をとってしまうと、歯の恒常性(生物においてその内部環境を一定の状況に保ち続けようとする傾向)が損なわれ、時間とともに、歯そのものが脆くなってしまいます。

青々と茂っている植物と、枯れ木の違いをイメージしていただくと分かりやすいと思います。

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上図の歯を見ていただくと、歯の真ん中から二つに折れてしまっているのが分かると思います。原因不明の疼痛をくれ返され、金属を外してみたところ歯が破折していました。こうなってしまうと残念ながら抜歯の必要があります。口腔内の長期的な維持、安定を求める際には、可及的に(医学的に問題のない範囲で)神経を保存することが最も大事な事の一つです。

当院では、神経を保存するために、3mix法、水酸化カルシウム製剤、MTAセメントなどをもちいて診療にあたっております。