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2017

6/15

【治療したはずの歯が虫歯?】二次う蝕って何!?

治療したはずの虫歯が、また虫歯?

以前、虫歯治療を行い、被せ物や詰め物をした経験のある方は多いと思います。その時は、痛みなどがあったので、いの一番に歯医者さんに駆け込んで治療した経験があるかと思います。

しかし、虫歯治療も終了し、痛みもなければ、被せ物が外れることもなく日々を過ごしていると、治療したはずの過去の虫歯など忘れてしまうことでしょう。数ヶ月に一度、歯科医院で歯の検診や歯のクリーニングを受けている方以外は、特に問題意識も無く過ごしていらっしゃるかと思います。

しかし、今回のブログ記事で知っていただきたいのが【二次う蝕】という言葉です。歯科医療に携わる私たちにとっては当たり前の事でも、患者さんには理解が得られていないという事が数多くあります。この【二次う蝕】という現象もその一つです。

【二次う蝕】とは、いわゆるむし歯の一つです。
二次う蝕とは、読んで字のごとく一度治した歯が再度むし歯になってしまった状態の事です。
「一度治療したのに、またむし歯になるんですか!?」という質問もたびたび診察室で聞かれます。
下の写真は金属と歯の境目からむし歯が進行してしまった症例です。この患者さんは、被せ物の下で虫歯が再発してしまったため再治療となりました。

新規患者_3_20170218101129516治療をする際に、むし歯を完全に除去し適合のよい金属を装着したとしても、時間の経過とともに何百回、何千回と噛むことを繰り返すと金属自体が変形してしまい歯質との間に隙間ができてきます。このように、治療後の材料が劣化してしまうことや虫歯ができやすい環境をそのまま放置してしまうことで、何度治療をしても【二次う蝕】は繰り返し、根治することはありません。

実は、歯医者さんの治療の中でも70%近くが【二次う蝕】の治療だとも言われています。治療しては、また虫歯になり、治療しては、また虫歯になるを繰り返していくと、再治療が繰り返され最終的に歯が残らなくなってしまいます。

できるだけ、再治療を行われないような口腔環境を維持することが最も大切であることはいうまでもありません。

被せ物などは、いわば人工のものです。ご自身の歯の一部となっても、全く別のものです。なので、どんなに丁寧に被せ物を被せても、必ずその隙間からプラークが侵入し、金属の下でむし歯が進行してしまうのです。

治療したからと言って油断しない

ここで重要なのが【二次う蝕】のケースでは患者さんの自覚症状がないということです。

痛みも無いし、しみたりするわけでもないので、被せ物の下で虫歯が進行していても気づかない事があるのです。

すでに治療を終えているわけですから、『もう大丈夫』と思いますよね。それが、【二次う蝕】の最大の問題なのです。

一度削ってしまった歯は多くのトラブルを引き起こすリスクがあり、ご自身の歯以上のケアが必要になってきます。一度治した歯が経年劣化による隙間から二次う蝕を引き起こすことは、歯を削ることの最も大きな弊害の一つなのです。

では、この【二次う蝕】を如何に予防するかをご説明いたします。

【二次う蝕】の予防には、日々のメンテナンスが重要です。
丁寧に歯磨きをすることはもちろんのこと、定期的に歯科医院を受診していただき、金属が変形していないか、白い詰め物が破折や摩耗を起こしていないか、などをしっかりとチェックすることが重要です。

これが一番の予防策となります。

歯の定期検診では、お口の中をくまなくチェックしたり、虫歯の早期発見のための総合的な検診を行います。

早期発見、早期治療が医療の大前提であり、口腔内に多くの治療を受けられている方ほどまめなチェックが必要となります。

セラミック治療で【二次う蝕】を予防

あともう一つ、【二次う蝕】を予防する歯科治療がありますのでご説明しておきます。

それは、保険治療で使われるような銀歯やプラスチックではなく、セラミックの被せ物などを使って治療することです。

どうしても、保険治療で使われる銀歯やプラスチックは歯垢が付きやすくなってしまいます。そういう特性を持つため、【二次う蝕】になりやすい材料だと言われているのです。

しかし、セラミックの被せ物は比較的歯垢がつきにくく、汚れも落としやすい材料だとされています。そういう素材を用いることで、【二次う蝕】になるリスクを下げることが可能になります。

一度、歯の治療を下からといって、何年も放置したままにしないでください。【二次う蝕】を放置すればするほど進行し、最終的には歯を失う程の深い虫歯になるまで進行してしまいます。できるだけ定期的に歯のチェックをしてもらい、虫歯の早期発見・早期治療に努めるだけで、【二次う蝕】になるリスクを軽減できますので、ぜひお気軽にご相談いただければと思います。

ちょっと耳寄り

当院では虫歯になりやすい方に限り、[バイトウイング法(咬翼法)]という方法でレントゲンを撮影しております。この方法で撮影すると歯と歯の間である隣接面の状態がよく観察できるため虫歯の見落としを防ぐ事が出来ます。

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また歯の周りの骨の状態もしっかりと確認できるため歯周病の進行具合を確認する際にも有効な撮影方法です。上記のレントゲン写真では虫歯(隣接面の黒い部分)が多くみられるため処置後にデンタルフロスを使用した清掃方法をマスターしていただきました。

メインテナンスでは、また虫歯が出来てしまわないようにしっかりと観察していく必要があります。