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2017

5/22

【歯周病の原因】プラークとバイオフィルムと歯石

歯石とプラーク!

みなさんは、歯垢についてどこまでご存知でしょうか?
歯垢とはプラークとも呼ばれ、実は、細菌と細菌が生み出した産物(酸など)の固まりのことです。食事をした後、歯磨きなどでお口の中を綺麗にしても、かならず食物残渣が残ります。それをそのままにしておくと、白いネバネバした粘着性のある物質に変化します。これが歯の付け根や歯と歯の間など、なかなか歯ブラシでは取りにくい隙間に棲みつきます。

これが、虫歯の始まりであり、原因となるものです。
歯垢(プラーク)は細菌の塊ですので、1mg内に数十億個、数100種類の細菌がいると言われています。
私達のお口の中は、このような細菌たちと共存しているというわけです。

もちろん、これら細菌たちは、すぐ悪さをするわけではありません。
なので、定期的に綺麗に取り除いていれば、比較的虫歯になる確立は低くなります。しかし、この歯垢(プラーク)は日々の歯磨きだけでは、完全に取り除くことの出来ない、やっかいな細菌の塊なのです。歯科医院などで、専門の器具で綺麗にしてもらうことが、最も効果的だと言われています。

バイオフィルムを知ろう!

あともう一つ、歯垢(プラーク)を語る上で覚えておいていただきたいのが『バイオフィルム』という言葉です。
『バイオフィルム』とは、菌膜と呼ばれ、微生物により作られた構造物のことです。

お掃除をサボってしまった水回り(キッチンやお風呂場など)に、時にヌルヌルとした汚れがついていることはありませんか?これが『バイオフィルム』です。『バイオフィルム』とは、非常に一般的な言葉で、私達の身近にあるものです。それがお口の中にも発声するということを忘れないでください。歯垢(プラーク)もこの『バイオフィルム』と同じだと言われています。

歯周病の主な原因!

そして、歯周病の主な原因は、歯のまわりりについてしまった歯石です。

歯石とは(前述したとおり)歯の周りに磨き残しであるプラークが付着し、唾液中のカルシウムやミネラルと反応し石のように固くなった「ばい菌」の塊りです。

歯垢(プラーク)の段階で取り除ければいいのですが、そのまま放置してしまうと硬くなってしまいます。そして、いったん歯石がついてしまうと、非常に硬い塊りになってしまいますので、ブラッシングで除去することは不可能となります。

毎日、歯磨きをしても、歯石はとれていないと考えて下さい。

さらに、歯石には縁上歯石と縁下歯石とよばれるものがあることを覚えておいていただければと思います。歯石ができた場所によって、分類されているのです。

・縁上歯石:歯肉より上についてしまった歯石。目で見ることが出来る部分についてしまった歯石

・縁下歯石:縁上歯石を長年にわたり放置した結果、より毒性の強い歯石が歯グキのなかにはいりこんでしまった歯石。

特に、縁下歯石を除去するためには、麻酔下にて専門の道具を使用して除去する必要があります。
歯の定期検診および歯のクリーニングの時に、特殊な器具を使い、この歯石を除去します。縁上歯石は、スケーリングという方法で除去できますが、縁下歯石の場合は、ルートプレーニングを行います。(麻酔下)

事例より

ここで、一つ症例をご紹介いたします。下の写真は歯周病のため残念ながら抜歯となってしまったケースです。

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縁上歯石、縁下歯石ともにびっちりとついているのがよくわかると思います。右の写真では、分岐部といって歯の根と根の間にまで入り込んでしまっています。このように歯石を放置しておくとんどんと歯肉の中にまで進行し、歯の周りの組織を破壊してしまいます。

ただし、一つ誤解の無いように付け加えて置きたいと思います。

当然ですが、歯石になる前の歯垢(プラーク)の段階で、日々綺麗に取り除くことは可能なのです。これは、日々の歯磨きやデンタルフロスの使用により、随時、歯垢(プラーク)を除去していくことが重要です。

歯ブラシだけでお口の中を綺麗にしている人は、ぜひ、この機会に歯間ブラシやデンタルフロスを使用することも加えて下さい。歯間ブラシやデンタルフロスの使い方は、歯科医院で指導してもらえます。ぜひ、歯科医院に足をお運びください。
磨き残しから歯垢(プラーク)、そして歯石へと変化していき、これらが虫歯や歯周病の原因となっていきます。日々のセルフケアに加え、定期的に歯科医院で歯石を作らない口腔環境になるよう、ケアしてもらうことが、一番の予防となります。