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2017

5/30

【CTによる正確な診断】歯科治療におけるX線撮影とCT撮影の違い

歯科治療におけるCT撮影の重要性とは

日本中にあまたある歯科医院でCTを導入しているクリニックは多くありません。
しかし、最近の歯科治療の診査・診断では、CT撮影が必須かつ重要になってきているのは間違いありません。続々とCTを導入する歯科医院さんが増えています。

当院でも、数年前にCTを導入いたしました。今では、CTスキャンを導入する前の時代が信じられないくらいです。それほど、CTは無くてはならない診断ツールとなっています。

CTによる画像診断は、多くの治療、多くの症例において精密な診断を下すのに役立ちます。

特に、インプラント治療では大きく発揮します。インプラント治療とは外科治療です。治療前に、どれだけ患部の状況が把握できているかにより、術中のアプローチが大きく異なります。

CTスキャンの撮影は、主にインプラント埋入時のシュミレーションに参考にします。埋まっている親知らずの神経との距離、顎関節の異常の有無、根管治療時の歯髄の形態や嚢胞の有無、上顎洞の異常の有無、歯周病による骨吸収の状態など、本当に多くの情報を得ることが可能です。

これらは、決してレントゲン撮影(X線撮影)だけでは把握しきれません。CT撮影ならではの情報量を得ることができるので。

下記の写真を見て下さい。

こちらの症例は、CT撮影による情報によって早期に原因が解明できた症例です。患者さんの主訴として、「ここ数年間、たまにじわじわとかなり痛む」というものがありました。よくよくお話を聞いてみると、お食事の際に、噛んでも痛みはないのだが、時々痛むという漠然とした主訴があったので、まずは従来のレントゲン撮影をおこないました。

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実は、このレントゲン撮影初見のみでは、問題はありませんでした。だからといって、患者さんの主訴が無くなるわけではありません。そういう訳で、この時点で診断を下すことは出来ませんでした。

その後、CTスキャンを撮影してみました。下の画像がCT撮影による立体画像です。

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向かって一番左の歯に、歯根に沿って縦に亀裂が入ってしまっているのが確認できました。レントゲン撮影だけでは決して見つけることのできなかった初見です。

この亀裂に細菌が入り込み、さらに繁殖することにより痛みを引き起こし、じわじわとした痛みを引き起こしていることがわかりました。今回のケースのように、歯の破折は従来のレントゲン撮影だけですと早期の発見は難しいと思われます。

この通り、CTスキャン撮影は、正しい診断を行う事は、医療において最も大切な事の一つです。